会社に正社員として10年在籍しており社会保障や雇用保険にも入社時から加入している。勤続10年目のある日、病気で働けなくなり、健康保険の傷病手当金を受給しながら休職していた。
しかし、就業規則の休職規定により休職後6ヶ月で自然退職となった。
【雇用保険法第4条3項】
「失業」とは、被保険者が離職し、労働の意思及び能力を有するにもかかわらず、職業に就くことができない状態にあることをいう。
【行政手引51202】
労働の意思とは、就職しようとする積極的な意思をいう。 すなわち、安定所に出頭して求職の申込みを行うのはもちろんのこと、受給資格者自らも積極的に求職活動を行っている場合に労働の意思ありとするものである。。
【行政手引51203】
労働の能力とは、労働(雇用労働)に従事し、その対価を得て自己の生活に資し得る精神的・肉体的及び環境上の能力をいうのであり、受給資格者の労働能力は、安定所において本人の体力、知力、技能、経歴、生活環境等を総合してその有無を判断するものである。